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メタルLANケーブル

ケーブルの耐用年数を教えてください

(社)日本電線工業会より発行された技術資料「技資第145号 通信ケーブルの耐用年数について」(平成20年8月発行)の中では、以下の記載がされています。

1. 通信ケーブルの耐用年数

一般的な環境状態で使用された場合のメタル通信ケーブル(平衡型、同軸型)の耐用年数の目安は下記になります。

敷設状況
目安耐用年数
屋内敷設
20〜30年
屋外敷設
15〜20年





2. 通信ケーブルの劣化要因

通信ケーブルの想定される主な劣化要因としては次のような例があります。これらの組み合わせによる場合には、さらに劣化が促進されることが考えられます。

劣化要因
備考
機械的要因 衝撃、圧縮、屈曲、捻回、引張、振動等
熱的要因 低温、高温による物性の低下
化学的要因 油、薬品による物性の低下
電気的要因 過電圧や過電流等
通信ケーブルの内部への浸水 結果的に物理的/電気的劣化を引き起こす
紫外線・オゾンや塩分付着 物性低下
鳥、虫、動物による外傷 キツツキ、蟻、シロアリ、クマゼミ、鼠、リス等
カビ等の微生物による劣化
施工不具合 端末および接続処理、接地処理、外傷等
猟弾による外傷 散弾銃等


















3. 各種シース構造の耐環境特性

ケーブルの劣化はシース材料の劣化に大きく依存しますが、シース構造によって耐環境特性は異なります。下表に各種シース構造の一般的な材料での耐環境特性を示します。

項目
シース
PE(ポリエチレン) FRPE(耐燃性ポリエチレン) PVC(ポリ塩化ビニル)
LAP(アルミラミネートテープ+PE)
温度 耐寒性(-20℃)
耐熱性(+60℃)
湿度 耐透湿性
日照 紫外線 ※
塩害 耐食性
鳥虫害 昆虫・ネズミ・リス・アリ・キツツキ
震動
放射線
水底(海底)
×
×
×
×
外圧






















記号 … ◎:きわめて良好、 ○:良好、 △:使用方法を誤ると問題がある、 ×:適さない

※ カーボンブラックを添加していない場合、PEおよびLAPは×、PVCは△となります

一般的にメタル通信ケーブル(平衡型、同軸型)の設計上の耐用年数は、その絶縁体に対する熱的・電気的・機械的ストレスならびに外被に対する使用環境からの熱的・機械的・化学的ストレス等の面から、20〜30年を基準に考えられていますが、使用状態における耐用年数は、その敷設環境や使用状況により大きく変化します。実際の敷設状況を踏まえ、この数値はあくまでも目安とお考えください。

また、ネットワークで使用されている場合は、接続個所の劣化が最も早く始まります。コネクタの接続個所などの防塵防湿処理を確実に行うことによって、総合的な寿命を延ばすことができます。

 引用…技資第145号 「通信ケーブルの耐用年数について」 H20. 8発行  (社)日本電線工業会、通信ケーブル専門委員会

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